美容・自由診療Self-funded medical treatmentPRP療法

PRP療法

PRP(Platelet Rich Plasma)PRP療法

多くの成長因子を含み優れた修復機能を持つ血小板を高濃度に含む血漿を用いた再生医療です。PRP (Platelet Rich Plasma:多血小板血漿)療法では、ご自身の血液から作られた高濃度の血小板を含む血漿を注入し、しわや小じわなど皮膚の老化状態を改善します。歯科や整形外科などでもPRP療法が行われており、組織の再生に関する幅広い実績を積み上げています。
美容医療で行われるPRP療法では、コラーゲンやエラスチンなどの生成が促進され、水分保持力が上がり、弾力やハリを蘇らせるなど幅広い効果が期待できます。ご自分の血液から作りますのでアレルギー反応も少なく、細胞再生能力を活用した自然なアンチエイジングと捉えられています。

院内CPC完備

当院では、特定細胞加工物製造施設(CPC)を院内に設置しております。 CPCの設置には厚生労働省が管轄する地方厚生局からの許可を得る必要がありますが、当院ではその基準を満たし、CPC設置の認可を受けています。

院内CPCのメリット

細胞を使用する医療で最も重要なのは「細胞の質」です。幹細胞の採取、培養、投与をすべて院内で行うことで、細胞が弱ったり死滅するリスクを最小限に抑え、最高の活性を持つ細胞を提供できる環境を整えています。院内CPCには以下のメリットがあります。

精度の高さ

精度と確実な操作により、高い血小板回収率を実現しています。

清潔な環境

厚生労働省に提出済みの施設で、クリーンな無菌室での処理をしています。

細菌対策

無菌検査により、細菌の混入を防止しています。

こんな方にお勧めです

こんな方にお勧めです(目の周囲,顔回り,口の周囲)

目の周囲

  • 目の周囲に細かいしわがある
  • 目の周辺のハリが失せてくぼんできたように感じる
  • 光が当たるとクマが気になる(青いクマ・茶色いクマ)
  • 目の周囲が乾燥してツヤがなくくすんで見える

顔回り

  • 肌にハリがなく小じわが目立つ
  • こめかみの小じわが気になる
  • 頬の小じわが目立つことがある
  • 頬のハリがなくなってしぼんできたようにように感じる

口の周囲

  • 口の周囲に小じわができてきた
  • 口の周りに縦じわが出ることがある
  • 口周辺の皮膚がくすんで弾力もなく乾燥しているように感じる

PRPに含まれる成長因子

EGF(上皮成長因子)

タンパク質であるEGF(Epidermal Growth Factor)は、肌の上皮幹細胞に働きかけることで上皮細胞の成長を促進させ、ターンオーバーを正常に導きます。
こうした作用をもつことから、しわや目の下のクマなどを和らげる効果を期待できます。
EGFは、アメリカの生物学者スタンレー・コーエン博士が発見したもので、博士は一連の研究に関する業績に対してノーベル医学生理学賞を受賞しています。EGFには、血管新生作用、創傷治癒作用などの働きもあることから、医療の世界では当初、褥瘡(床ずれ)の治療に使われていました。

PDGF(血小板由来成長因子)

PDGF(Platelet-Derived Growth Factor)のPはPlatelet(血小板)であり、血小板に貯蔵されているタンパク質です。血小板が活性化すると放出されて、細胞増殖・組織修復・血管新生などを促進します。線維芽細胞を増殖させ、コラーゲンの産生も促します。

VEGF(血管内皮細胞成長因子)

VEGF(Vascular Endothelial Growth Factor)は、血管新生に関与するタンパク質です。血管内皮細胞表面に作用して、細胞分裂や分化を促すなどの働きを持っています。

TGF-β
(トランスフォーミング増殖因子)

TGF-β(Transforming Growth Factor-β)は、組織再生や細胞分化に関与するタンパク質です。多彩な生理機能を調整し、真皮細胞の増殖や創傷治癒の促進にも関与します。

PRP治療のメリット

血小板の働きによって肌の総合的なアンチエイジング効果が期待できるPRP治療ですが、メリットだけでなくデメリットも存在しており、それを十分に理解した上で検討することが重要です。

不自然さが出にくい

再生医療ですが、ご自身の血液を採取して製剤として使用することから、アレルギーなどの拒絶反応が起こりにくく、完全性が高いとされています。

安全性が高い

自然な成長因子の働きで不足していたコラーゲンなどの産生が活性化され、アンチエイジングの効果が徐々に現れます。自然に若返っているように感じられ、他の施術や手術で生じる「急に変わった」「異物がうっすら見える」などの不自然さが出にくいという特徴があります。

ダウンタイムが少ない

レーザー治療のようにやけどのリスクがなく、術後の腫れをはじめとしたダウンタイムも短いとされています。かなりまれですが、赤みや腫れが3日程度続くことがありますが、ほとんどの場合は改善に向かいます。なお、赤みや腫れなどが起きた場合には、医師による経過観察を行っています。

従来の治療では難しい
しわも対象に

首の横じわやほうれい線周辺にできる細かいしわなど、ヒアルロン酸やボトックス製剤などでは解消することが困難なしわにも効果が期待できます。

二次的なハリツヤ効果

総合的なアンチエイジング効果につながる治療法であり、しわを和らげるだけでなく、水分保持力を改善してハリやツヤ、弾力などが蘇る効果も期待できます。

PRP治療のデメリット

即効性がない

ヒアルロン酸注入のような即時効果はなく、注入された血小板は徐々に効果を現していき、少しずつ、自然にしわを薄くしていきます。すぐに効果を得たいという場合には、ヒアルロン酸注入などをお勧めしています。

受けられない方がいる

再生医療であることから、妊娠中の方のPRP治療は原則禁忌となっています。

治療料金

PRP 5cc 顔、首、手、頭皮

1回 196,900円